「飲む」セラミドサプリメントや美容ドリンクがおすすめな理由とは？
「飲む」セラミドサプリメントや美容ドリンクがおすすめな理由とは？
セラミドは、肌のバリア機能を担う角質層で水分を保持する重要な成分ですが、日々の生活習慣やスキンケアによって外に流れ出しやすい性質があります。
セラミドが失われることで肌の水分量が減少し、乾燥やシワなどのトラブルが起こります。そこで、内側から補うことができるセラミド入りのサプリメントや美容ドリンクがおすすめです。
外側からのスキンケアだけではなく、セラミド入りのサプリメントや美容ドリンクで内側から潤いケアを行うことが重要です。
潤い肌を目指す人は、化粧水や美容液などの外側からのケアをすることが多いですが、内側から補うことができるセラミド入りのサプリメントや美容ドリンクも注目されています。
セラミド入りのサプリメントや美容ドリンク、パウダーなどを飲むことで、内側から肌に必要な栄養素を補給することができます。外側からのスキンケアと併用することで、より効果的な潤いケアが期待できます。
「飲む」セラミドが角質層まで届くか不安？実はサプリメントが有効な理由
土台から肌をみずみずしくするには、「飲む」ケアが有効です。
食事やスキンケアの方法などからセラミドを保持するポイントを知ると、「飲む」セラミドケアに挑戦してみたくなります。
肌のバリア機能を担う「セラミド」とは？
肌の外側にある角質層に、水分を保持し外的刺激から肌を守るバリア機能を担う「セラミド」が存在します。
多層構造になっている角質層
角質層はレンガとセメントで構成されており、レンガにあたるのが「角質細胞」、セメントにあたるのが「細胞間脂質」です。角質の潤いの約8割を担っているのは細胞間脂質で、主成分の約50％がセラミドです。
セラミドは、角質層の細胞間脂質の主成分で、約50％を占めることが知られています。
セラミドが肌に欠かせない理由は、細胞間脂質が角質細胞をつなぎ止め、外部からの異物の侵入を防ぎ、肌をバリアとして機能させるからです。
しかしながら、セラミドが不足すると、角質層に隙間ができ、外部からの異物が肌内に入り込み、肌内部の水分も蒸発して乾燥し、敏感肌になる原因となります。
セラミドと水分は、細胞の間を交互にサンドイッチ状に満たす構造を持っており、セラミドに挟み込まれた水分は湿度が0％になっても蒸発しないため、肌の水分を保持する役割を果たしています。
サプリメントでセラミドケアがおすすめな理由の一つは、外部刺激によって失われやすいセラミドを内側から補えることです。
セラミドは肌の一番外側の角質層で重要な役割を担う潤い成分ですが、そのため外部からの刺激に弱いことも事実です。
それでは、セラミドにとってNGな刺激は何でしょうか。
●クレンジング剤や界面活性剤
例えば、肌に負担が強すぎるクレンジング剤を使ったり、強力な界面活性剤が多く含まれる化粧品やファンデーションをたっぷりつけたりするなど、誤ったスキンケアをするとセラミドが流出してしまいます。
●38℃以上の熱いお湯
熱いお湯による洗顔にも注意が必要です。38℃以上の熱いお湯で洗顔すると、皮脂が溶けて角質層を包んでいる膜が破壊され、セラミドが外に流れ出てしまいます。
●力強いゴシゴシ洗顔
毛穴の黒ずみや詰まりが気になるからといって、力を入れて洗顔をするのは避けたいものです。摩擦によって肌のバリア機能が破壊され、セラミドが失われてしまう原因になるからです。
肌の美しさを維持するためには、正しい方法でスキンケアをすることが大切です。誤った方法でケアをしてしまうと、セラミドが減少してしまうこともあるので注意が必要です。
外側から補うセラミドケアでも、汗や水によって流される可能性があります。それに対し、内側から補うサプリメントなどの「飲む」ケアは、外部の影響を受けずに角質層に潤い成分を届けることができます。
内側から補うサプリメントは、顔だけでなく全身の乾燥にもアプローチすることができます。肌全体が潤いに満ちている状態であれば、肌トラブルの予防にもつながるのでおすすめです。
サプリメントでセラミドケアがおすすめな理由② 全身の乾燥にもアプローチできる
気温の上昇や大気の乾燥が進む現代社会。全国の主要都市の気温や湿度を長期観測したデータにより、大気中の湿度が20%も低下していることが判明しています。
大気の乾燥が進めば、顔だけでなく全身の肌の乾燥も気になるものです。特に湿度が低下する冬場は、肌の乾燥が顕著になります。
バリア機能は、顔だけでなく全身に存在しており、肌の潤いを守っています。セラミドの減少がバリア機能を低下させ、肌の乾燥や肌荒れを引き起こすことが知られており、乾燥性皮膚疾患やアトピー性皮膚炎の原因になっています。
特に乾燥が気になる部位は、
すねや腕など粉を吹きやすい部位
ケアが難しいひじやかかと
手が届きづらい背中、腰
意外と見られている首元
これらの部位は乾燥しやすく、バリア機能が低下することで肌荒れが起こりやすいとされています。特にすねは、全身で最もセラミド量が少なく、老人性乾皮症になりやすい部位として知られています。
体全体にセラミド入りの化粧水や美容液を塗布するのが理想的ですが、手が届きにくい場所や、肌の露出が少ない部位にはなかなか届きません。そのため、内側からアプローチするサプリメントや美容ドリンクがおすすめです。全身の角質層までしっかり成分が行き渡り、潤いを保ちやすい肌を作り上げることができます。
セラミド入りのサプリメントや美容ドリンクなどで内側からアプローチするのがおすすめです。飲むだけで全身の角質層にしっかり成分が届くため、細部まで潤いを実感できる肌に導いてくれます。
サプリメントでセラミドケアがおすすめな理由③ 毎日手軽に摂れる
食べ物からセラミドを摂る方法もありますが、生いもこんにゃくのようなセラミドが豊富な食品を毎日続けて摂取するのは手間がかかります。
セラミドが多く含まれる食べ物の代表が「生いもこんにゃく」。1日0.6mgを摂取すると保湿に効果があるといわれており、生いもこんにゃくの場合は、半分〜１枚（約100グラム）を毎日摂取するのが望ましいといえます（商品によって異なる場合があります）。
スーパーなどで手軽に手に入る美容に効果的な食材、生いもこんにゃく。しかし、毎日の食卓に継続して取り入れるのは少し難しいかもしれません。
生いもこんにゃくはお腹に溜まるので、これだけで満腹になってしまい、他の栄養素を摂れなくなることもあるかもしれません。
無理なくセラミドを摂るためには、セラミド入りのサプリメントや美容ドリンクがおすすめです。
飲みやすいタブレットやパウダー、食事の邪魔にならない飲み物など、ライフスタイルに合わせて続けることができます。
まとめ
化粧水や美容液を塗る外側からのアプローチ、食べ物から摂る内側からのアプローチ、そして手軽に効率よく摂取できるサプリメントなど、多様なセラミドケアがありますが、何よりも継続的なケアが重要です。
毎日の継続的な摂取によって、セラミドは乾燥肌を防ぎ、肌の潤いを保つことができると考えられます。簡単に続けられる方法を見つけて、ツヤのある美肌を手に入れましょう。
