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「保湿成分にはどんなものがある?」保湿ケア方法を解説

スキンケアアイテムのパッケージに書かれているヒアルロン酸セラミド、コラーゲンなどの保湿成分は、肌の保水力を向上させたり、バリア機能を強化したりする働きがあるとされています。今回は、保湿成分の詳しい解説いたします。

保湿成分ってどんなものがあるの?その働きとは

肌の保湿には、水分を「はさみ込む」保湿成分と、水分を「抱え込む」保湿成分の2つのタイプがあります。代表的な保湿成分としては、セラミドヒアルロン酸などが挙げられます。

セラミド

セラミドは、角質層に存在する角質細胞間脂質の主成分で、肌の保水力に大きくかかわっています。角質層に水分と油分を閉じ込める働きがあり、バリア機能も強化して外的刺激から肌を守る効果もあります。

 

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、ムコ多糖類の一つで、たくさんの水分を蓄える性質があります。肌の細胞同士をつなぎクッションのような役割で肌の細胞を守り、みずみずしい肌をつくるのに欠かせない成分とされています。

ヒアルロン酸は、肌の水分を蓄える性質があり、みずみずしい肌を作るのに欠かせない成分です。ゼリー状の成分で、細胞同士をつなぎ肌細胞を守る役割を持ちます。

 

 

コラーゲンは、肌にハリや弾力を与えるたんぱく質の一種で、水分を抱え込む働きがあります。肌の真皮層や骨、目の水晶体にも含まれています。

 

 

エラスチンは、コラーゲンとともに肌のハリを保つ成分で、ゴムのような伸縮性があります。コラーゲンの繊維を束ねて支え、肌をマットレスに例えるとバネのような役割をします。

 

肌の保湿成分には、これらのほかにも多くの種類があり、新しい成分も開発され続けていますが、基本的な保湿の働きを持つこの4つの成分を理解することが大切です。

 

 

保湿成分を逃がさない、正しいスキンケアの方法とは

肌の潤いは、体内で作られる一方、スキンケアで補うこともできます。しかし、正しいケアを怠ってしまうと、補った潤いがすぐに失われ、かえって肌を乾燥させてしまうこともあります。そこで、正しいスキンケアの方法を知っておきましょう。

 

●保湿成分を補った後は乳液などでフタを

肌の表面にはバリア機能があり、外部からの刺激から肌を保護し、潤いをキープする働きがあります。バリア機能が正しく機能している場合、肌の表面の角質層には十分な保湿成分が含まれ、潤いのある肌を保つことができます。しかし、バリア機能が低下してしまうと、肌から水分や保湿成分が蒸発し、乾燥してしまいます。

 

バリア機能を低下させないためには、生活習慣の改善と、スキンケア方法の改善が重要です。保湿成分を肌に留め、潤いを保つためには、化粧水や美容液を使って水分や保湿成分を補った後、乳液やクリームなどの油分でしっかりと肌をフタをすることが必要です。

 

保湿には、単に水分を補うだけでなく、保湿成分を逃がさないように乳液やクリームなどの油分で肌をフタをすることも必要です。肌をケアする際には、「補う」ことと「守る」ことの両方を意識しましょう。

 

●クレンジング選びでも保湿を心がけて

肌の乾燥を招く原因になることもあるクレンジング剤の中の界面活性剤。肌の乾燥が気になる人は、パッケージに「合成界面活性剤不使用」「界面活性剤フリー」と書かれたクレンジング剤を選ぶとよいでしょう。

 

 

体の中からも保湿成分を取り入れよう

肌の保湿成分であるコラーゲンやエラスチンは、スキンケアでは真皮層まで届けることができないため、食べることや飲むことによって体内に取り入れることが大切です。

 

●保湿成分を多く含むおすすめ食材

肌の保湿成分であるコラーゲンやエラスチンを多く含む食材として、「卵」が挙げられます。卵にはタンパク質のほか、必須アミノ酸やミネラル、ビタミンなど、肌にとって重要な栄養素が豊富に含まれています。また、肌を健やかに保つために必要なコラーゲンの生成を促す「ビオチン」も含まれています。肌の乾燥が気になる場合は、1日あたり5000mgのコラーゲンを摂取するとよいとされています。

 

海藻に含まれるフコイダンという成分は、肌の乾燥を防ぐ「食べる保湿成分」として注目されています。フコイダンはすぐれた保湿力と傷ついた組織の修復力が特徴で、肌を乾燥から守ってくれる成分です。特に、「がごめ昆布」に豊富に含まれています。がごめ昆布を水で戻して、野菜とあえたり、お米と一緒に炊き込んだりすると、おいしく食べられます。

 

手羽先や牛すじには、肌の健康に必要なコラーゲンのほか、靭帯に含まれるエラスチンも多く含まれています。エラスチンの1日の推奨摂取量は100mgといわれていますが、コラーゲンと同様、「できれば摂取したほうがよい量」であり、必ずこの量を摂取しなければいけないというわけではありません。豚足や鶏の皮・軟骨、魚の皮の部分などもおすすめの食品です。

手羽先や牛すじには、コラーゲンだけでなくエラスチンも豊富に含まれています。エラスチンは靭帯の部分に多く存在する成分で、1日の推奨摂取量は100mgとされています。ただし、コラーゲンと同様に「できるだけ摂取する量」というものであり、必ずしもその量を摂取しなければならないというわけではありません。コラーゲンやエラスチンは皮膚に多く含まれているため、食品としては豚足や鶏の皮・軟骨、魚の皮などもおすすめです。

 

コラーゲンを多く含む食品は、摂り過ぎに注意が必要です。食べ過ぎると皮下脂肪に変わってしまったり、むくみやニキビのもとになったりします。過剰摂取を防ぐためには、インナーケア商品としてのサプリメントやドリンクを利用するのもよいでしょう。そうすることで、肌に必要なものを効率よく、精度や純度の高い状態で摂取することができます。

 

 

肌の健康を維持するためには、体の外と中、両方から上手にケアすることが大切です。食事で栄養素をバランスよく摂取するとともに、スキンケアで肌に必要な水分や保湿成分をしっかり補って、健やかな肌を目指しましょう。