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年齢とともにコラーゲンの減少が進むことはご存知ですか?50代になると20代の7割にまで減少することも。今回は、年齢とともに減少するコラーゲンの量やその原因、そしてコラーゲンを補う方法について解説します。

コラーゲンといえば、美容に欠かせない栄養素として注目を集めていますが、実は20代で曲がり角を迎え、年齢とともに減少してしまいます。今回は、コラーゲンが減少するメカニズムや、コラーゲンを補う方法などについて詳しく解説していきます。



 

若くてフレッシュな肌には欠かせない栄養素であるコラーゲン。しかし、実は20歳を過ぎると減少していき、古びたりトラブルを引き起こす原因となってしまいます。今回は、加齢に伴うコラーゲンの減少や古びる仕組み、そしてその対策について解説します。

コラーゲンは私たちの体を作る大切な栄養素の一つであり、タンパク質の一種です。成長期には増え、代謝によって更新され続けますが、20歳頃からは代謝が落ち、50代になると20代の70%にまで減少するといわれています。

 

コラーゲンが減少すると、古びたコラーゲンの割合が増えてしまい、様々なトラブルを引き起こします。フレッシュなコラーゲンを補うために、どのような方法があるのでしょうか?

 

コラーゲンがからだや肌に与える影響は大きく、若々しさを維持するためには補う必要があります。今回は、コラーゲンの役割や不足の影響、そしてコラーゲンを補うための方法についてご紹介します。

 

コラーゲンは人間の体の「基盤」とも言える大切な成分です。

多くの人がコラーゲンという言葉を聞いたことがあっても、実際に何なのかを理解している人は少ないでしょう。人間の体重の約20%はタンパク質であり、そのうちの30%がコラーゲンです。例えば、50kgの人の場合、タンパク質は10kg、その中のコラーゲンは3kgになります。

 

皮膚は人間の体の中で最もコラーゲンが多く、全体の約40%を占めていると言われています。コラーゲンには、細胞と細胞をつなぐ機能や、からだの細胞や組織を「支える」「外との境界をつくる」といった役割があります。コラーゲンは家の土台や柱のような「基盤」であり、人間のからだが形作られるのに重要な役割を担っています。

 

コラーゲンの最大の特徴は、3重螺旋構造であることです。この構造が、コラーゲンが柔軟性や弾力性を持つ理由となっています。コラーゲンの1つの鎖は約1000個のアミノ酸で構成されており、強度を増すために、分子と分子の間に橋かけ構造があります。これを「架橋」と呼びます。

 

コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチド、それぞれの違いについて理解しましょう。

 

コラーゲンは年齢と共に減少するため、今注目されているのが「食べるコラーゲン」です。サプリメントやドリンク、粉末など、様々な商品が販売されています。ただし、同じコラーゲンでも形状によって消化吸収力に違いがあることを知っておく必要があります。

 

●コラーゲン

 

コラーゲンは肉や魚の骨、皮などに多く含まれており、分子量が約30万にも及ぶため消化されにくく熱にも溶けにくいのが特徴です。栄養学的にはかつては良質なタンパク質とはされなかったものの、近年はからだに入ってから機能を発揮すると期待され研究が進んでいます。

 

 

 

●ゼラチン

 

ゼラチンは、生のコラーゲンを加熱して抽出、精製したもので、生のコラーゲンよりも消化されやすくなります。魚のアラや手羽先など骨付きの肉を煮ると、骨や皮が熱によって変性し、コラーゲンが溶け出して固まります。

 

 

 

●コラーゲンペプチド

 

コラーゲンペプチドは、酵素を使って食品からコラーゲンを抽出し、精製して水に溶けやすくしたもので、消化吸収速度が優れています。市販されている「コラーゲン入り」のサプリメントの多くは、コラーゲンペプチドが使われています。

 

酸化と糖化が老化につながる

老化の原因の一つである酸化と糖化。活性酸素による酸化はからだを傷つけるもので、糖化は毎日の食事から取り入れる糖がタンパク質と反応して老化物質を増やしてしまいます。コラーゲンを補強するために必要な「架橋」に糖化でAGEsが付くと、悪い架橋になってしまいます。その結果、コラーゲンの質や量が低下し、代謝がスムーズに行われにくくなります。

 

 

 

コラーゲンが減少し、古びるとお肌にどんな影響が出るのでしょうか?肌の弾力性やハリが低下し、小じわやシワができやすくなるだけでなく、肌荒れや乾燥も起こりやすくなります。コラーゲンを補うことで、肌の水分量やハリを維持し、若々しい肌を保つことができます。

 

コラーゲンが減少し、古びてしまうとお肌にどんな影響が出る?

酸化や糖化は全身の老化に影響を与えるだけでなく、肌の老化にも関係しています。

 

お肌のハリを維持するには、真皮が健康であることが必要です。真皮には70%がコラーゲンで構成され、コラーゲンの量が減少すると肌はたるみやすくなります。

年齢とともに目尻や目の下、眉間などにしわができたり、ほうれい線が深くなるのも、コラーゲンの減少によって引き起こされるものです。

 

コラーゲンの代謝を正常化するためには、「つくる」「壊す」のサイクルで行われるターンオーバーを改善することが重要です。

 

代謝スピードの低下によるコラーゲンの劣化が問題ですが、正常なターンオーバーを促すことでコラーゲンの代謝を改善することができます。

 

年を重ねると、古びたコラーゲンが体内に残り、肌のつややハリが失われ、しわが増えることが知られています。糖化や酸化が原因で、代謝によって壊されるべき古びたコラーゲンが分解されず、錆びたネジが回らないようになると同様に、体内での代謝がスムーズにいかなくなっています。

 

肌の老化を防ぐためには、古くなったコラーゲンを「壊す」「つくる」のサイクルに再び入れることが重要です。肌の古いコラーゲンを壊し、線維芽細胞が新しいコラーゲンを産生するのを助けるため、外からコラーゲンペプチドを摂ることが大切です。コラーゲンペプチドは体に吸収されやすく、線維芽細胞にシグナルを送り、コラーゲン代謝を促進することが分かっています。

 

美肌をサポートするためには外からコラーゲンを効率的に摂ることが重要です。

コラーゲンペプチドは、代謝スピードが落ちて「壊す」作業が行われない場合、外から働きかけて代謝を促進する命令を出す役割を担っています。最近の研究では、コラーゲンペプチドがヒアルロン酸の合成を促進することが分かっています。また、肌のハリだけでなく、シミや爪の強化、髪のボリュームアップなどの効果も報告されています。

 

コラーゲンペプチドを1日5g以上、4週間以上摂取すると、潤いとハリのある肌が得られると言われています。コラーゲンペプチドは普段の食事では不足しがちなので、サプリメントで賢く補うことが大切です。毎日細胞に命令を出してコラーゲン代謝を活発にし続けることも重要です。

 

年齢とともに減少するコラーゲンに対策するためには、毎日の習慣として取り入れることが必要です。

加齢による代謝サイクルの低下は避けられませんが、コラーゲンペプチドを摂取することで、細胞に命令を与えて活性化させる作用があります。肌のたるみやハリのなさが気になる人は、毎日コラーゲンペプチドを摂取することから始めてみることをお勧めします。