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飲み過ぎは美容の大敵?楽しくお酒を飲むには

飲み過ぎは美容の大敵?楽しくお酒を飲むには

アルコール飲料は日常的な飲酒だけでなく、祭りや会食などの人が集まる場所ではコミュニケーションを円滑にする役割を果たしています。そのため、単なる嗜好品以上の存在として親しまれています。しかし、飲み過ぎは危険であることを忘れてはなりません。
今回は、健康的な飲酒を楽しむために必要なアルコールの影響や適量などの知識をご紹介します。

 

アルコールの分解能力には個人差がある

人によって反応が異なるアルコールに対する反応。なぜこのような違いが出るのか。それは、人それぞれの体に備わっているアルコールを分解する能力(代謝能力)の違いが関わっていると考えられます。一人でも楽しく過ごせる人もいれば、すぐに赤くなって足元がおぼつかなくなったり、気分が悪くなったりする人もいるなど、アルコールに対する反応は人によってさまざまです。

人それぞれの体質によって、アルコールを分解するスピードが異なります。アルコールが摂取されると、胃や小腸で吸収され、その後、速やかに分解が始まります。スピードが速い人は酔いにくく、スピードが遅い人は酔いやすいということができます。

 

日本人はアルコール耐性が低い人が多いということがよく評価されています。

人種間でアルコール代謝能力に違いがあることは知られています。特に、アジア人(日本人を含む)は欧米人と比較してアルコールに弱い体質の人が多く、日本人の場合は約半数がアルコールに弱いと言われています。

ヨーロッパ地域では、比較的お酒に強い人が多く、男性の69.2%、女性の51.4%が飲酒をすることから、1人あたりの年間のアルコール消費量は約9.8リットルとなっています。一方、日本を含む東南アジア地域では、飲酒をしている人の割合も、男性で44.5%、女性では21.3%と、世界の平均よりも少なく、1人あたりの年間のアルコール消費量も約4.5リットルと、ヨーロッパ地域の半分以下となっ
日本人がお酒にあまり強くないことを示すのに、このようなアルコール消費量の差があることがわかります。

アルコールが肝臓に及ぼす影響について

飲酒は、ポジティブな影響をもたらし、楽しさやリラックス感を得ることができますが、過度の飲酒は体調を悪くしたり、特に肝臓に大きな負担をかける可能性があります。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状が出る前にSOSを出さない臓器です。そのため、お酒を飲む習慣のある人は定期的な血液検査を受けるなどして、肝臓の健康を守ることが重要です。

 

健康的なお酒の飲み方とは?

健康的な飲酒を楽しむために、注意すべきポイントをご紹介します。


飲酒は適切な量を心がけることが大切です。

アルコールの摂取が多いほど、肝臓への影響が大きくなります。1日の平均飲酒量を抑えるために、ビールであれば500mlのロング缶1本、日本酒であれば1合程度など、2ドリンクを超えないよう、適量を心掛けることをお勧めします。

穏やかなテンポで

飲酒をする際は、ペースをゆっくりにして楽しむことが大切です。急なペースで飲むと、血液中のアルコール濃度が急上昇し、悪酔いの原因となる可能性があります。一方、ゆっくりと飲むことで、血液中のアルコール濃度の上昇を抑えることができます。

 

一緒に食事を楽しもう

食事と一緒にアルコールを摂取することで、アルコールの吸収速度が抑えられ、ゆるやかな飲酒のペースを保つことができます。また、タンパク質や脂質を含んだ食べ物はアルコールの吸収をゆるめ、食べ物に含まれる水分が血液中のアルコール濃度を薄めるなど、高評価されるメリットもあります。

 

強い酒はよく水割りして飲むことをお勧めします。

度数の高いお酒は、少量でも酔いがまわりやすく、酩酊感も強くなりがちで、急性アルコール中毒のリスクを高めてしまいます。また、強いアルコールはのどや胃腸の粘膜にとっては強い刺激となることもあります。そのため、強いお酒は水で割ったり、氷を入れたりして、薄めて飲むことをおすすめします。

 

水と一緒に摂取する

お酒を飲む際には、水と一緒に摂取することで、胃腸へのアルコールの刺激を緩和することができます。また、お酒を飲んだ後すぐに水を飲むことで、アルコールの濃度が薄まり、ゆっくりとお酒を楽しむことができるようになります。

 

週に2日は休息日を取ることをお勧めします。

一杯のアルコールを肝臓で分解するのに、個人差はありますが、平均して6~7時間かかります。飲酒後の寝ている間も、肝臓は黙々と働き、アルコールを分解しています。そのため、肝臓を安全に休ませるためにも、週に2日ほど「休肝日」を設けることをお勧めします。2~3日飲んだら1日休むといったペースでお酒を飲むことで、肝臓をゆっくり休ませることができます。

 

長時間、アルコールを摂取しない

長時間にわたってお酒を飲み続けると、お酒の量が増えてしまいます。これに伴い、アルコールの分解に必要な時間も長くなり、翌日になってもアルコールを完全に代謝できず、二日酔いになる可能性もあります。楽しい時間を長く楽しみたいと思いますが、お酒は適度なタイミングで切り上げることをお勧めします。

飲酒後には、運動や入浴を行う際には、十分な注意を払う必要があります。
お酒を飲んだ後、お風呂に入るとスッキリするような気がしますが、じつはこれは逆効果です。血液中のアルコール濃度が高くなった状態で、運動や入浴といった血流を促す行動をすると、血液が筋肉にも分散されてしまい、アルコールの分解スピードが落ちて、お酒が抜けづらくなってしまうので、注意が必要です。

 

 

お酒を飲む前に、運動や入浴を済ませておくことをお勧めします。飲酒をすると、脱水状態に陥りやすくなるためです。